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明治維新~日清戦争前(明治元年~明治25年/1868~1892)
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作詞 不詳
作曲 不詳

人を斬るべし我が身をも
ただ義によりて殺すてや
二千年来遺伝せる
我が宝なる日本魂
国と君とに身を捧げ
皇国を護るますらお
見よや見よ見よ碧眼奴
日本刀は腰にあり
鞘を払えば玉ぞ散る
切れ味見せんいざ来たれ

小さき国とて侮るな
見掛けによらぬ中のみは
骨肉共に肝なりと
人に知らるる日本魂
忠義に満つる神州の
男児の数は二千万
見よや見よ見よ碧眼奴
日本刀は腰にあり
鞘を払えば玉ぞ散る
切れ味見せんいざ来たれ

国の為なり君の為
捨つる命に親も子も
忘れて知らで一筋に
いや増し励む日本魂
前兵斃うるその屍
飛び越え進む後騎兵
見よや見よ見よ碧眼奴
日本刀は腰にあり
鞘を払えば玉ぞ散る
切れ味見せんいざ来たれ

海を覆える軍艦の
煙を巻きて来たるとも
死せざる中は何のその
いかで恐れん日本魂
磨き上げたる我が腕の
続かん限り試しみん
見よや見よ見よ碧眼奴
日本刀は腰にあり
鞘を払えば玉ぞ散る
切れ味見せんいざ来たれ

汝聞かずや神功の
下りて豊臣太閤の
三韓征伐竹を破る
勢い猛き日本魂
全八道の民草は
その威その武に靡きしを
見よや見よ見よ碧眼奴
日本刀は腰にあり
鞘を払えば玉ぞ散る
切れ味見せんいざ来たれ

また聞かざるか十万の
元兵我を襲わんと
波蹴分け来たる艟艨を
見て取り怒る日本魂
激しく噴き出す台風にて
三人の外は亡ぼせり
見よや見よ見よ碧眼奴
日本刀は腰にあり
鞘を払えば玉ぞ散る
切れ味見せんいざ来たれ

さあ来い来たれいざ来たれ
獅子諸共に鷲も来よ
ならば手柄に打ちて見よ
皇国を護る日本魂
兵士はいかに強くとも
剣はいかに鋭くも
見よや見よ見よ碧眼奴
日本刀は腰にあり
鞘を払えば玉ぞ散る
切れ味見せんいざ来たれ
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