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明治維新~日清戦争前(明治元年~明治25年/1868~1892)
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作詞 高崎正風
作曲 吉本光蔵

水漬く屍と
身をも惜しまず
草生す屍と
命を捨てて
国の為に君の為に
尽くしし勲
高くもあるかな

千木のかたそぎ
雲に聳ゆる
社に祭られ
世に仰がるる
奇魂の
その光は
山をも照らし
海をも照らせり
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作詞 菊間義清
作曲 不詳

二千五百有余万
皇統連綿万国の
上に秀ずる帝国の
誉れも高き近衛隊
頂く帽のその色に
赤き心を表しつ
一重に八重に九重に
重なり護る二重橋
よしや敵兵寄せ来とも
何か恐れん御旗をば
護る騎兵の槍の先
鋭き歩兵の小銃は
百発百中外れ無く
瞬く暇に工兵が
謀るも深き落とし穴
落ち行く敵を砲兵が
撃つ砲弾のその弾丸に
骨も跡無く打ち砕け
配る輜重の弾薬も
力余りて天地に
轟き渡る勝鬨を
挙げて祝する軍楽の
音も勇まし宝田の
千代田の宮の松の風
吹きも乱れぬ日本国
吹きも乱れぬ日本国
作詞 不詳
作曲 不詳

我が天皇の治めしる
我が日の本は万世も
八百万世も動かぬぞ
神の代世より神ながら
治め給えば永々久に
動かぬ御代ぞ変わらぬぞ
四方に輝く御光は
月日のごとく照らすなり
かかる目出度き我が国に
やよ国民よ朝夕に
天皇が恵みに報いんと
心を合わせひたぶるに
尽くせよや人力をも
合わせて尽くせ人々よ
作詞 不詳
作曲 古矢弘政

足曳の山辺どよもす銃の火の
煙の内にいちじるく
気負える旗は畏きや
我が大君の御手ずから
授け賜える御軍の
印の旗ぞ我が友の
軍の神ぞ我が友の
軍の神と仰ぎつつ
進めや進め
ますらおの友
作詞 外山正一
作曲 ルルー

我は官軍我が敵は 
天地容れざる朝敵ぞ 
敵の大将たる者は 
古今無双の英雄で 
これに従うつわものは 
共に剽悍決死の士 
鬼神に恥じぬ勇あるも 
天の許さぬ反逆を 
起こせし者は昔より 
栄えし例あらざるぞ 
敵の滅ぶるそれまでは 
進めや進め諸共に 
玉散る剣抜き連れて 
死する覚悟で進むべし

皇国の風ともののふは 
その身を護る魂の 
維新この方廃れたる 
日本刀の今更に 
また世に出ずる身の誉れ 
敵も味方も諸共に 
刃の下に死すべきに 
大和魂あるものの 
死すべき時は今なるぞ 
人に後れて恥かくな 
敵の滅ぶるそれまでは 
進めや進め諸共に 
玉散る剣抜き連れて 
死する覚悟で進むべし

前を望めば剣なり 
右も左も皆剣 
剣の山に登らんは 
未来の事と聞きつるに 
この世において目の当たり 
剣の山に登るのも 
我が身のなせる罪業を 
滅ぼす為にあらずして 
賊を征伐するが為 
剣の山も何のその 
敵の滅ぶるそれまでは 
進めや進め諸共に 
玉散る剣抜き連れて 
死する覚悟で進むべし

剣の光ひらめくは 
雲間に見ゆる稲妻か 
四方に撃ち出す砲声は 
天に轟く雷か 
敵の刃に伏す者や 
弾に砕けて玉の緒の 
絶えて儚く失する身の 
屍は積んで山をなし 
その血は流れて川をなす 
死地に入るのも君の為 
敵の滅ぶるそれまでは 
進めや進め諸共に 
玉散る剣抜き連れて 
死する覚悟で進むべし

弾丸雨飛の間にも 
二つ無き身を惜しまずに 
進む我が身は野嵐に 
吹かれて消ゆる白露の 
墓無き最期を遂ぐるとも 
忠義の為に死する身の 
死して甲斐あるものなれば 
死ぬるも更に恨み無し 
我と思わん人達は 
一歩も後へ退くなかれ 
敵の滅ぶるそれまでは 
進めや進め諸共に 
玉散る剣抜き連れて 
死する覚悟で進むべし

我今ここに死なん身は 
君の為なり国の為 
捨つべきものは命なり 
たとえ屍は朽ちるとも 
忠義の為に死する身の 
名は芳しく後の世に 
永く伝えて残るらん 
武士と生まれし甲斐もなく 
義の無き犬と言わるるな 
卑怯者とな謗られそ 
敵の滅ぶるそれまでは 
進めや進め諸共に 
玉散る剣抜き連れて 
死する覚悟で進むべし
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